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RESCYOU京都(レスキューきょうと)〜京都登山研究所〜

山の相談110番:090-9213-0709 自救力アップのための出張講習も行います

朝日新聞より 山岳事故のニュース

北アルプス・西穂高岳で滑落、女性死亡 岐阜・高山
2014年08月30日22時32分
 30日午前8時半ごろ、岐阜県高山市奥飛驒温泉郷神坂の北アルプス・西穂高岳(標高2909メートル)の通称ピラミッドピーク(同2750メートル)付近で、茨城県筑西市の無職深谷京子さん(68)が約100メートル滑落した。深谷さんは県警ヘリで救助されたが頭を強く打ち、約4時間半後に死亡が確認された。
 高山署によると、深谷さんは登山グループのメンバー13人と29日に入山し、西穂山荘に宿泊し、30日に西穂高岳に向かう途中だった。現場は足場が狭く、深谷さんは足を滑らせたという。
  1. 2014/08/31(日) 09:31:36|
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山梨日日新聞より 山岳事故のニュース

富士山で女性死亡 74歳、病気か
山梨日日新聞 8月28日 15時12分配信
 27日午前6時45分ごろ、富士山8合目の登山道で、長崎県佐世保市の無職女性(74)が心肺停止状態となった。富士吉田市内の病院に搬送されたが、死亡が確認された。病死とみられる。
 現場は富士山8合目の山小屋「太子館」東側。富士吉田署によると、女性は体調不良を訴え、その後心肺停止となった。登山ガイドや山小屋関係者が蘇生措置を行い、運搬車で5合目まで運んだ。
 女性はガイドとツアー客10人と一緒に、同日午前5時ごろに7合目の山小屋を出発していた。
  1. 2014/08/29(金) 09:08:59|
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静岡新聞より 山岳事故のニュース

富士登山の自衛官救助 県警山岳救助隊
@S[アットエス] by 静岡新聞 8月28日 14時30分配信
 27日午後10時55分ごろ、富士山富士宮口9合目で、千葉県館山市内の女性自衛官(24)が体調不良で転倒し、けがをした、と9合目に常駐する県警山岳遭難救助隊に助けを求めた。富士宮市消防本部も出動し、28日早朝に5合目まで搬送した。軽傷とみられる。
 富士宮署によると、女性自衛官は同僚と計19人で27日午後1時半ごろ入山した。山頂を目指す途中の登山道で転倒し、9合目の山小屋で休養していたという。
  1. 2014/08/29(金) 09:07:22|
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朝日新聞より 山のニュース

滋賀)登山愛好家が携帯用発煙筒「ココデス」販売
堀江昌史
2014年8月19日03時00分

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写真・図版
赤い煙で居場所を知らせる発煙筒「ココデス」=大津市内、松下さん提供

 相次ぐ山岳遭難に胸を痛めた登山愛好家が、遭難者を捜すヘリコプターに居場所を知らせる携帯用の発煙筒「ココデス」の販売を始めた。広島市の花火工房に依頼して特別に作った。「少しでも悲しい事故を無くしたい」と願う。

 販売するのは、日本山岳会京滋支部副支部長の松下征文さん(69)。松下さんは3年前に仲間と「レスキュー比良」(大津市)を設立。滋賀県内の山岳で遭難があったときには、警察や消防と共に捜索活動にも参加する。

 滋賀県警によると、今年県内で発生した山岳遭難は8月17日現在で36件、51人。うち5人が死亡した。発生件数は過去最多のペースという。原因の多くは「道迷い」で、発生当初は居場所がつかめないことがほとんどだ。

 今年2月、伊吹山に登った岐阜県の男性(当時69)も、3日連続でヘリコプターが出動し、捜査員らが捜したが、いまだに行方が分かっていない。滋賀県警の担当者は「県内の山は木が茂っている場所が多く、ヘリコプターで捜索しても見つけるのは簡単ではない」という。

 捜索に参加する度に、上空を旋回するヘリコプターの音を聞いていた松下さんは「遭難者の耳にもヘリコプターの音は届いているはず。そのときに居場所を知らせるのろしのような方法があれば」と考え、発煙筒を思いついた。

 製作に協力してくれる花火工房を探したが、生産規模が小さいなどの理由で、なかなか見つからなかった。10工房ほどに問い合わせ、ようやく広島市西区の牛尾煙火製造所が引き受けてくれた。

 通常、発煙筒は地面に置かれ、避難訓練や密閉試験などで使われるという。同製造所の花火師牛尾彰彦さん(48)も手持ちの発煙筒を作るのは初めてだったが、製作の目的を聞き快諾した。

 完成したのは長さ18センチ、直径63ミリの発煙筒。山火事にならないように炎が出ない設計で、約1分間、赤い煙が噴出される。牛尾さんは「携帯できる大きさと、ヘリコプターに存在を知らせるための十分な持続時間にこだわった」と話す。

 発煙筒は2本2600円。大津市晴嵐1丁目の登山用品店「あるむ」(077・531・0880)で購入できる。松下さんは「万が一の備えは大切だが、まずは遭難しないことが重要。しっかり計画を立て、必要な装備を持って山に入って」と呼びかけている。(堀江昌史)
  1. 2014/08/27(水) 10:14:11|
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読売新聞より 山岳事故のニュース

奈良・大峰山系で不明の夫婦発見…無事下山
読売新聞 8月25日 19時35分配信
 奈良県の大峰山系を登山中に行方がわからなくなっていた東京都渋谷区の夫婦が25日午前、同県下北山村前鬼の山中で見つかり、同日午後2時半頃、下山した。

 夫(66)、妻(63)ともにけがはなかった。

 県警吉野署によると、夫婦は20日夜、天川村の弥山(みせん)(標高1895メートル)の山小屋に宿泊。21日に道に迷い、岩場の下で雨風をしのぎながら非常食の白米を食べて過ごしていたという。下北山村の山岳救助隊員と吉野署員が発見した際は、1日分の食料が残っていた。
  1. 2014/08/26(火) 08:29:18|
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産経新聞より 山のニュース

低下する「登山マナー」山を救う最良の方法は



富士山道に落書き4カ所 静岡県、毀損届を提出へ

 《「神聖な場所なのに…」富士山登山道の落書きは4カ所 世界文化遺産登録以来初》

 世界文化遺産・富士山の登山道の4カ所で、赤いスプレーのようなもので書かれた落書きが見つかっていたことが7日、静岡県への取材で分かった。県は落書きの消去作業を実施し、来週中に文化財の毀損(きそん)届を文化庁に提出する。落書きによる毀損届の提出は、昨年6月の世界文化遺産登録以来、初めて。

 県によると、落書きは、富士宮口9合目付近の登山道3カ所に、赤いスプレーのようなもので「INDONESIA」などと書かれてあったという。登山者が5日に発見し、県に報告した。

 また新7合目付近でも、登山道の岩の表面に「RUDAI」と書かれてあったのを巡回中の県職員が7月31日に発見している。

 県富士山世界遺産課の小坂寿男課長は、「神聖な場所に落書きがあったことは非常に残念。登山道も遺産の一部ということを理解してもらいたい」と話した。


「世界遺産」決定1年…登山マナー低下に嘆く声


 富士山(3776メートル)が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録決定されてから、22日で1年を迎えた。決定後、軽装や無計画で登る「観光登山客」が急増した結果、登山マナーは低下しており、ごみが散乱し、遭難者が過去最多に上るなど、環境保全や安全対策が課題となっている。

 世界遺産効果で「登山者40万人」との予想もあったが、昨年7~8月は前年同期比2・5%減の31万721人。静岡、山梨両県が、渋滞緩和や環境保全のためマイカー規制を強化したことが原因との指摘もある。

 対照的だったのは、ユネスコの諮問機関から、構成資産からの除外を勧告されながら“逆転登録”を果たした三保松原(みほのまつばら)(静岡市清水区)だ。同市によると昨年8月の観光客は前年同期の3倍の約12万人に上った。

急がれる安全・環境対策
 世界遺産登録に沸く一方「登山者の質が落ちた」と関係者は嘆いている。

 「ハイヒールや、背広に革靴姿で登る人もいた。観光地に遊びに行くような気分で日本一危険な山に登ってもらっては困る」。遭難者の救助にあたる静岡県警山岳遭難救助隊の真田喜義(きよし)隊長(57)はあきれる。

 昨年1年間の遭難者数は前年の1・5倍の106人で、統計が残る昭和48年以降最多を記録した。

 さらに近年、自然の雪山を滑る「バックカントリースキー」が若者の間で流行し、富士山の山頂付近でもスキーやスノーボードを楽しむ人が増加した。5月にはスノーボードをしていた男性(23)が火口に転落。救助を手伝った男性(42)も滑落し、2人が死亡する事故が起こった。真田隊長は「山頂付近は傾斜がきつく、転んだら一巻の終わり」と警告する。

 登山者の質の低下は、富士山の環境にも影響を及ぼしている。「ごみがひどかった」と話すのは、富士宮口新6合目の「宝永山荘」の女将(おかみ)、渡井(わたい)弘子さん(72)だ。昨夏は山荘付近に弁当のごみやペットボトルが散乱。「下の登山道に投げ捨てる人もいて掃除するのが大変だった」

 外国人団体客のマナーの悪さも目立ち、「アジア系の人たちが夜中に大声で騒ぐ。何回注意しても聞かなかった」と憤る。

エベレスト姉妹山
 こうした環境問題の改善に向け、今月3日、世界最高峰のエベレスト(8848メートル)と富士山を「姉妹山」とする提携をネパール山岳協会とNPO法人富士山クラブなどが結んだ。提携を提案した登山家の野口健さん(40)は「ごみ問題などエベレストの取り組みから学ぶところは多い。協力して山を守りたい」と話す。来年春には2つの山で同時清掃を行う。

 静岡、山梨両県は今夏、登山者から任意で原則千円を集める入山料を本格導入し、環境保全や登山者の安全対策に充てる方針だ。

 さらに、静岡県は今夏、英語、韓国語、中国語など6カ国語の富士登山用の「マナーガイドブック」7万部を山小屋などで配布、「外国人や初心者らのマナー啓発活動に力を入れていきたい」としている。


「トレイルランニング」に規制は必要か 登山者と接触事故…大会中止も


【金曜討論】

 登山道を走る「トレイルランニング」の人気が高まり、全国各地で大会が開かれている。一方で一般ハイカーや登山者との接触事故の危険性など問題点も指摘され、中止に追い込まれる大会も出ており、環境省はトレイルランについての指針策定に向けた検討を始めている。参加者が急増するトレイルラン大会に何らかの規制は必要か。ランニング事情に詳しい立正大の山西哲郎教授と、日本勤労者山岳連盟自然保護委員会の浦添嘉徳委員長に見解を聞いた。(溝上健良)

浦添嘉徳氏「何らかの指針は必要だ」
 --トレイルランをどうみるか

 「北アルプスなどの山でも走っている人を20年ほど前から見かけるが、個人的に走っている人について、とやかく言うものではない。一般登山者とランナーが対立する、という考えはない。ただ大会となると、大規模なものでは参加者が千人を超えるケースもある。われわれも傘下の団体に対して、多人数での集団登山は環境への負担が大きいので自粛するよう呼びかけている。大勢が一斉に走ることで踏み荒らしの発生も危惧されている」

 --道が踏み荒らされるとは

 「登山道は走ることを想定してつくられていないため、狭い場所が多く追い抜きも困難だ。場所によっては貴重な高山植物が踏み荒らされることも考えられる。ランナーが道なりにジグザグに登らず、直線的に近道をする事例も報告されている。欧州では大会が盛んだが、スタートしてから一般道が長く、山に入るころにはランナーがばらけている例が多いようだ。コース設定にはそうした配慮も必要ではないか」

 --競技者の安全性については

 「国内最大規模の大会『長谷川恒男カップ』では7年前に転落死亡事故が起きている。競技で走る人にとっては『タイムを縮めたい』というのは当然だと思うが、特に下り坂で先を急ぐと転倒の危険性が高い。個人的には、山岳地帯での多人数による競技大会の実施は疑問に思う」

 --ランナーと登山者との共存をどう考えるか

 「皇居の周りのランニングについて千代田区が実施した調査によれば、歩行者は自転車よりもランナーに危険を感じていた。登山道でも、一般登山者はランナーが来れば止まって待っていることが多い。狭い山道を集団で歩いているときに後ろからランナーが来た場合など、集団を急がせると危ないのでランナーにしばらく追い抜きを待ってもらう場合もある。一般道でのマラソン大会では、警察や地元自治体が車の通行を規制して大会を実施している。トレイルラン大会の際もこうした規制が必要かもしれないが、この場合は誰が周知徹底するのかという問題があり、なかなか難しい」

 --大会について、何らかの指針は必要か

 「環境省が来年度、指針をつくるとのことだが、国立公園内はともかく、それ以外の地域では難しいのではないか。国有林であれば営林署との調整も必要で、事故があれば救助にあたる警察・消防当局との協議も必要だろう。具体的内容が分からないのでもろ手をあげて賛成というわけではないが、何らかの指針はあったほうがいい。自然保護の観点を重視した指針をつくるべきで、環境省から意見を求められれば答えていきたい」

浦添嘉徳(うらぞえ・よしのり)
 昭和21年、長崎県生まれ。67歳。富士短期大卒。会社員、専門紙記者などのかたわら登山を始め、国内の山を中心に登山歴は約25年。平成20年から日本勤労者山岳連盟自然保護委員長。


山西哲郎氏「環境省関与は時期尚早」
 --トレイルランがブームだ

 「私自身はもともと箱根駅伝にも出場したランナーで、30年ほど前からは山でも走っていた。走れるところは走るというのは人間の性(さが)であり、砂浜や砂漠を走る人もいる。個人が単独で楽しむトレイルランは昔からあったが、近年になって急激に大会が増えている。いきなり大会に出るというランナーも多く、準備期間が短いまま競技になってしまった。しかし、トレイルランがスポーツとして発展途上にある段階で『やめろ』という話になるのはおかしいのではないか」

 --大会について、環境省が指針をつくろうとしている

 「トレイルランがタブー視されては困る。ランナー自らの問題として、われわれ自身がランナーのための大会をつくっていく必要がある。市民が始めたという歴史を段階を追ってつくっていかないと、スポーツは文化になりえない。環境省には少し待ってほしい。自然の中ではスポーツはできないのか。そもそもなぜ、環境省なのか。指針をつくるならきちんと公聴会を開いてほしいし、十分な調査・議論が必要だろう。基本的人権として、われわれにはスポーツを楽しむ権利と義務があるはずだが、環境省はそこをよく理解していないのではないか。文部科学省などとも連携して話を進めてほしい」

 --参加者が千人以上の大会もある

 「参加者全員に大会の意義やルールを徹底させるためにも、大会の規模としてはまずは100人程度が限度ではないか。主催者側も、トレイルランの専門家が役員や審判などに入っていなければならない。私たちも小さな大会を開いているが、地元の人たちとよく話し合い、丸1年かけて十分に説明した上で実施している。人数については常識的に考えていく必要がある」

 --昨年の鎌倉など、大会が中止に追い込まれる事例も出ている

 「主催者側は、中止にいたるまでに当局側とどのような話し合いがあったのか内容を公表すべきだ。主催者側には、トレイルランの指導的な立場にある人が絶対に必要。また地主など山の管理者、自然保護の専門家、登山団体の専門家らが集まった実行委員会をつくらねばならない。そこを無視して主催者とランナーだけで大会を開催するからクレームが出ることになる。あくまでも市民の大会として自分たちで指針をつくっていくべきだ」

 --個人のトレイルランについては

 「大いにやるべきだと思う。18世紀の思想家、ルソーは『自然にかえれ』と言っている。山を走って風や香りを感じるからこそ、このスポーツは面白い。山を歩く人の気持ちは大切にしたいが、ちょっと走ってみると風景が変わり、より豊かに見えて気持ちがいいですよ、と訴えたい」

山西哲郎(やまにし・てつろう)
 昭和18年、兵庫県生まれ。70歳。東京教育大大学院修士課程修了。日本体育学会会長、ランニング学会会長などを歴任した。日本オリエンテーリング協会会長、群馬大名誉教授。


トレイルランにペット連れやポイ捨て…高尾山で見かけた“とんでも実態”


 「登山道はだれのものか」-。登山のスポーツ競技化、ファッション化に伴い、山のルールをめぐるトラブルが後を絶たない。登山競走を楽しむ「トレイルラン」(略してトレラン)の愛好家の増加によって、狭く険しい山道では一般登山客と“一触即発”の状況だ。桜が満開の頃、ミシュランの旅行ガイドに三つ星の山に選定されている高尾山(東京都八王子市)で見かけた“とんでも実態”を紹介する。

 ■何でもありの高尾山

 都心から電車で約1時間。登山口までのアクセスがいい高尾山は週末ごとに多くの登山客やハイカーでにぎわう。ロープウエーや複数の登山ルートが整備。初心者でも登れる高尾山は“登山銀座”のにぎわいを呈している。標高599メートルと、スカイツリー(高さ634メートル)と比べても35メートル低いが、その歴史は奈良時代にさかのぼる。

 日本の名峰を紹介した『日本百名山』(新潮社)で知られる作家、深田久弥(きゅうや)は、標高わずか876メートルの筑波山を百名山に推した理由を「歴史が古いこと」を挙げた。山の価値は標高や山容だけで決まるわけではないのである。

 開山から1270年。「信仰の山」としても名高い高尾山を登山競走のトレーニングの場として利用するアスリートの存在は以前から聞いていたが、あまりの多さに驚いた。登山道を数分おきにジョギングとはいえないスピードで駆け上がっていく。登山客を抜く際に速度を落としたり、声をかけて注意を促すランナーはまれだ。多くが無言のまま駆け抜けていく。中には高齢のハイカーも多く、接触するだけで転倒や滑落の危険もありそうだ。

 人間同士のトラブルだけでなく、山を走ることは登山道を傷めることにもつながり、山に生育する植生にも影響が出てくるだろう。最近ではマウンテンバイクを山に乗り入れたりする愛好家もおり、深刻な問題になっている。トレランなどを規制する動きは一部で出ているが、現段階ではそれぞれのモラルに頼っている状況だ。

 ■ペットを連れていく心理

 登山マナーの悪化は、実は一般の登山客にもうかがえる。一瞬、目を覆いたくなる光景に出くわした。犬連れのハイカーが散歩のごとく歩いていた。チワワやトイプードルのような小型犬からシバイヌ、ダックスフントまで犬種はいろいろ。

 「フンの処理をすれば愛犬を山に連れていくことに問題はない」。飼い主の言い分も一理あるが、仮に愛犬が登山道の脇におしっこをかければ、山野草の生育に悪影響を及ぼすことぐらいは分別のある大人なら分かる。季節ごとの山野草を楽しむ愛好家が、ペット連れに不快感を覚えるのは当然であろう。

 ちなみに、高尾山周辺は「明治の森高尾国定公園」に指定されており、スミレなどの草花が群生し、スギやブナをはじめとする原生林が残る都内有数の景勝地なのである。

 ■一人の行為がはびこる

 登山モラルの低下はそれだけではなかった。登山道をはずれて植物や草花の写真を撮る者、ゴザで場所取りをして花見に興じる者。実際、山頂付近は大宴会場と化し、幼児を抱えたヤンママがビールを威勢よくあおっているかと思えば、喫煙者が吸い殻をためらいもなく道ばたに捨てていた。

 標高3000メートル級の北アルプスの登山と違って、低山の高尾山はハイキングの延長としてとらえられている。どれもこれも、心がけ次第で改善できるような“マナー違反”のたぐいである。とはいえ、公道における自転車マナーと同じで、放置すれば重大な事故を引き起こす危険もある。

 登山には人間の持つ「品格」が出やすい。山中で偶然の出会いがあった。年に数回、高尾山を訪れるという初老の女性で、気さくに話しかけてきた。一人登山でも孤独感はない。自分に合った歩幅で歩く姿は美しく、軽快だった。山登りを純粋に楽しみたいというフツーの愛好家がいることを忘れてならない。

 5月の大型連休を控え、高尾山周辺は高速道同様、渋滞となるだろう。「登山道はだれのものでもない」。まずはそんな意識を持って「隗(かい)より始める」しかない。
  1. 2014/08/25(月) 09:48:12|
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産経新聞より 山のニュース

山ガールは「山の日」制定に何を思う? 山の愉しみは登るだけではない

 国民の祝日として8月11日の「山の日」(2016年施行)が決定した。富士山の世界遺産登録と相まって、登山ブームはさらに加速すると同時に、登山客のモラルが厳しく問われることになりそうだ。「高尾銀座」と呼ばれる人気の山、高尾山(東京都八王子市)におけるトレイルラン愛好家の危険行為や一般登山客のマナー悪化(ペット連れ登山など)について、少し前に書いたところ、多くの賛否両論があった。その中に「富士山のように入山料を取れば(登山者は抑制され)マナー違反は減るだろう」という意見があった。日本の山で入山料を徴収するところはごく少数だが、“無法地帯”と化す山を救う最良の方法という声もある。山ガールは「山の日」に何を思うのか。

 ■山に対する“通行手形”

 「日本百名山」の一つ、両神山(埼玉県、標高1723メートル)は秩父盆地の奥座敷にある。都心から近く、日帰り登山としても人気だ。複数の登山ルートのうち、短時間(約3時間)で登れる登山道を利用する場合、私有地のため土地の所有者に入山料(1000円)が求められる。富士山と同額の料金設定に抵抗はあるものの、登山道はきちんと整備され、登山客で“渋滞”になることもない。

 ところで、海外には入山料(登山料)を徴収する山はさほど珍しくない。例えば、世界最高峰のエベレスト(標高8848メートル)の場合、登山口によっても前後するが、100万円前後の入山料を覚悟しないといけない。アフリカ大陸の最高峰、キリマンジャロ(標高5895メートル)の場合、国立公園への「入園料」として、1日ごとに課金されるという。
 いずれも使途は環境保全のためだが、その金額が問題視されることは少ない。言い換えれば、山の維持管理や登山道の整備にそれだけの費用がかかるということである。神社仏閣などの拝観料と解釈すればよく、義務ではないが富士山の1000円はむしろ安いぐらいである。

 ■山を愉しむ方法は?

 「なぜ、あなたは山に登るのか」と聞かれた英国の登山家、ジョージ・マロニーは「そこに山(エベレスト)があるからだ」と答えた。しかし、この著名な登山家にならって「登りたい山があるから」とばかりにモラル不在で山に踏み入れれば、山の景観は間違いなく損なわれる。

 ただし、山や森林の荒廃がすべて人間や動物の“仕業”ではない。「間伐などの手入れを怠れば、日本の山林は荒れ放題になる」(林業関係者)という声に、われわれはもっと耳を貸さねばならない。日本の山や森林が置かれている状況はそれほど深刻なのだ。

 三浦しをんの青春林業小説『神去なあなあ日常』(徳間文庫)の言葉を借りれば、「木を植えれば環境保護や、ちゅうのは、都会のひとの考え」なのだ。

 ■北アルプスの大パノラマ

 「山の日」の誕生は山岳関係者の悲願であり、登山人口のすそ野の拡大に期待が高まるのは当然の成り行きだが、山を愉しむ方法は一つではない。「山頂に立つ」という登山家共通の思いは絶対ではない。温泉につかりながら、また列車の車窓や機上から見える山を「愛でる」「眺める」といった行為にも語り尽くせぬ魅力がある。

 羽田から富山や小松などの北陸方面に向かう空路。機上からの絶景に息をのんだ出張族は多いだろう。槍ケ岳や穂高岳、乗鞍岳、後立山連峰…北アルプスの3000メートル級の山々が眼下に広がる。日本有数の大パノラマを上空から堪能でき、目的地に着くまでの時間がなんと短く感じられることか(晴れ上がった日の「早朝便」はかなり狙い目!)。

 全日空では自社のサイトで「空から見える景色」を示し、路線ごとにどこの上空を通過するかを詳しく紹介している。国内線の場合、飛行ルートが天候などによって大幅にずれることは少なく、搭乗前に予習しておけば日本の名峰を覚えるいい機会になる(ただし、同じ北陸便でも羽田に向かう路線はまったく違う経路を通過する)。

 ■登山の真の意味を考える

 お盆まっただ中の「山の日」の誕生で、その経済効果にも注目が集まっているが、少し冷静になって、この祝日を日本人が日本の美しい山について考える日ととらえてはどうだろうか。

 登山はファッションではない。不測の事態が起きた際に「天候や他人のせいにせず、どう最良の方法を求めるか」も登山の重要なテーマである。「山を敬い、山を畏れる」。島国ニッポンは、その7割を山間部が占める。登山をしない都会人にとっても、7月の「海の日」以上に重い意味があるはずだ。
  1. 2014/08/25(月) 09:15:45|
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産経新聞より 山のニュース

憧れの富士登山、準備万端で 登山家に聞く注意点とは

 普段から登山や山歩きをしていなくても、一度は登りたいという人が多い山が世界文化遺産の富士山だ。ガイド付きの登山ツアーも数多く企画されている。準備不足が命の危険を招くため、所持品や装備に関する注意が呼び掛けられている。アウトドア用品を手掛けるミズノ(大阪市住之江区)が主催する「ミズノアウトドアスクール」校長で、登山家の大蔵喜福さん(63)に聞いた。(日野稚子)

 ◆高山病に注意

 「問題視されてきた運動靴で、装備も軽装という登山者は地元などの啓発活動で減少している。富士山は日本人にとって、生活、文化に浸透した山で、特別な存在。山登りをしない人でも登りたい気持ちは理解できるが、自らを守り、楽しむためにも事前準備は重要だ」と指摘する。

 大気が薄くなり、酸素不足で頭痛や吐き気などの体調不良を起こす高山病(高度障害)の症状は2500メートル付近から出始める。富士山頂を目指す4つの登山ルートで、山小屋が多く、登山者の半数以上が選ぶ吉田ルートの吉田口(山梨県側)は標高2305メートル、最短距離で人気の富士宮ルートの富士宮口(静岡県側)でも2390メートルで、登頂開始時に高山病を意識する人は少ない。

 眠気やあくびが頻繁に出るのが初期症状で、酸素の薄さに体を慣らしながら登れば高山病になる可能性も低くなる。

 日没前に山小屋に入り、山頂でのご来光を目指して深夜に登頂を始めるツアーが大半。就寝時は呼吸が浅くなる分、寝ている最中や起床時に頭痛を感じる人が多い。標高の高い山小屋を利用する場合、症状を訴える人の割合も増える。「寝ていて頭痛がしたら起きて深呼吸する。宿泊する山小屋に着いてすぐに休息せず、少し体を動かして、その標高の酸素濃度に体を慣らすこと」(大蔵さん)

 登頂中も水分を十分に取り、普段から山歩きをしている人でも小さい歩幅でゆっくり歩くことを心掛ける。呼吸は、息を長くゆっくり吐く意識を持つと深く吸うことができる。

 ◆熱中症にも注意

 水や登山中のエネルギー切れを防ぐ行動食の量も重要だ。水分は体重1キロに対し、1時間の登山で5ミリリットルが消費され、体重の2%の水分が失われると熱中症になる。体重60キロで10時間の登山なら3リットル消費され、1・2リットル脱水すると熱中症になる計算だ。荷物が重いと疲労にもつながり、食事からも水分は得られるため、脱水量の3割増が最低限の携行量だ。

 消費エネルギーは体重1キログラムに対し、1時間の登山で5キロカロリーで、体重60キロで10時間なら3千キロカロリーとなる。携行量はその半分でいいが、歩きながら手軽に食べられる食品を選ぶといい。

 ■防寒着や雨具の用意が大事 視界不良の暴風雨に見舞われることも

 12、13の両日、「ミズノアウトドアスクール」が主催した富士登山が行われた。参加者は21人で、このうち16人が富士登山は初めて。5合目の山小屋に宿泊、13日午前3時から山頂を目指して登山を開始した。山頂着は午前10時半頃だったが、足に力を入れないとよろめくほどの暴風雨に見舞われ、視界不良に。中学3年生の娘(15)を連れて参加した東京都世田谷区の会社員、佐藤佳子さん(49)は「雨具や下着、防寒の準備がいかに大事かよく分かった」。

 引率した大蔵さんは「山の失敗談の第1位は雨や自分の汗でぬれること。熱中症や低体温症を招くので注意が必要」と話す。

 標高が100メートル上がると気温は0.6度下がる。登山開始時に暖かくても、自分の汗でぬれたままだと体を冷やし、低体温症になりやすい。下着など衣類は吸湿・速乾機能の物を選び、防寒着にもなるので雨具は必携だ。
  1. 2014/08/25(月) 09:08:09|
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下野新聞より 山岳事故のニュース

日光・鳴虫山で男性遭難 防災ヘリが救助
8月24日 18:33
 日光署によると、24日午後、日光市の鳴虫山で埼玉県桶川市、地方公務員男性(53)が遭難したと日光消防署に通報があった。防災ヘリが出動し、同4時25分ごろ、同市七里の山中で男性を発見、救助した。  
  1. 2014/08/25(月) 08:58:36|
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msn産経ニュースより 山岳事故のニュース

遭難から1週間ぶり保護 知床半島、入山の42歳男性 ほら穴で雨風と恐怖に耐え
2014.8.24 20:29 [山岳事故]
 北海道・知床半島に17日から登山で入り遭難していた札幌市の会社員、難波敏次さん(42)が24日、1週間ぶりに無事保護された。現場は野生のヒグマ生息地。難波さんは道に迷って滑落し全身にけがを負い、しばらく動くこともできなかったが、ほら穴の中で雨風と恐怖に耐えながら、けがの回復を待っていたという。救助後に入院したが、意識ははっきりしているという。

 難波さんは17日に知床の自然を管理する知床財団でクマよけのスプレーを借り、日帰りの予定で一人で標高約1500メートルの硫黄山に入ったとみられる。20日になっても難波さんがスプレーを返却しに来なかったため、同財団が警察に連絡。翌日から2日間、同署や同財団などが捜索したが発見できなかった。

 ヒグマの生態を調査中だった知床財団の職員らが午前、硫黄山の山頂から北に約5キロ離れた林道で難波さんを発見し、保護した。
  1. 2014/08/25(月) 08:54:44|
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